セラミドには種類があります。だから、乾燥肌の保湿をしたいなら、肌に合ったセラミドを選ぶ必要があります。
そこで今回は、セラミドの種類と40代の肌に適したセラミドについてお話しします。
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セラミドには4種類ある
セラミドは大きく分けて、以下の分類ができます。
- ヒト型セラミド
- 合成セラミド
- 天然セラミド
- 植物性セラミド
ヒト型セラミド
セラミドは私たちの肌にもともとあるものですが、人型セラミドはそのセラミドとほとんど構造が同じです。
酵母を利用して作られており、肌への浸透が良いことが特徴です。
また、人の肌にあるセラミドと構造が似ていますから、刺激が少ないこともメリット。
お肌が弱い人でも使いやすいセラミドです。
ヒト型セラミドの種類
人型セラミドの中にもさらに種類があります。
かつてはセラミド1など後ろに数字がついていたのですが、最近ではアルファベットに統一されました。
それぞれ働きが違います。
- セラミドEOP(セラミド1)
肌の水分維持、バリア機能を高める - セラミドNG(セラミド2)
肌の水分維持 - セラミドNP(セラミド3)
肌の水分維持、シワの改善 - セラミドAP(セラミド6)
肌の水分維持、シワの改善、肌の新陳代謝を促進
他にも、セラミド4、5、7もあります。
基本的には肌の水分を維持してお肌をふっくらさせる働きに優れています。
浸透力を重視する人にオススメのセラミドです。
合成セラミド
セラミドに似た構造の成分を科学的に合成したものです。
擬似セラミドとも呼ばれます。
擬似というとなんだか偽物見たいですが、決してそういうわけではありません。
- セチルPGヒドロキシエチルパルミタミド
- ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサでカナミド
などの表示名になっています。
合成なので化粧品の価格が比較的低め。プチプラ化粧品などよく使われますね。
効果よりも続けやすさを重視する人にはオススメのセラミドです。
天然セラミド
動物由来(ウマ由来)のセラミドです。ウマの脳や脊髄から抽出されたセラミドを使います。
以前は牛のセラミドもよく使われていましたが、狂牛病の関係で今では馬が主流です。
ヒト型ほどではないけれど、保湿力の高さは素晴らしいセラミドです。ただ、価格が高い・・・。
絶対的な供給量が少ないですからね。これは仕方ないです。
表示名は、
- ウマスフィンゴ脂質
- ビオセラミド
- セレブロシド
などです。
植物性セラミド
植物由来のセラミドです。原料としては、
- コメ
- とうもろこし
- こんにゃく
- 大豆
- ユズ
- 小麦胚芽油
などがよく使われます。
それほど珍しくない植ばかりですから供給量が少ないということはない、価格的には非常に嬉しいものが多いです。
しかも食べられるものばかりなので、肌への刺激が少なくて敏感肌の人でも使いやすいというのが最大のメリットでしょう。
ただ、ヒト型や動物性のものと比べると保湿力はやや劣ります。
表示名は、
- 米ぬかフィンゴ糖脂質(コメセラミド)
- グルコシルセラミド
- 加水分解こんにゃく根
- コーンスフィンゴ糖脂質
などです。
40代の乾燥肌におすすめなのはどのセラミド?
種類が色々あるセラミド。目的に合ったセラミドを選んでください。
- 乾燥小じわが気になる→ヒト型セラミド(セラミドNP)
- 肌の乾燥とくすみ→ヒト型セラミド(セラミドAP)
- 肌荒れが気になる→ヒト型セラミド(セラミドEOP)
- 敏感肌&乾燥肌→植物性セラミド
目安としてはこんな感じでしょうか。
基本的にはヒト型セラミドがおすすめです。やっぱり、浸透力が違います。
私も色々セラミド化粧品を使っていますが、ヒト型セラミドは本当に保湿力が高くて、肌が柔らかくなる感じがします。
植物性セラミド(こんにゃくセラミド)も使ったことがありますが、浸透力よりも肌への優しさを感じました。
結論としては、
- 基本的にはヒト型セラミド
- 敏感肌には植物性セラミド
がいいと思います。
動物セラミドは価格も高くなるので、浸透力などを考えるとヒト型セラミドの方がおすすめです。
セラミド化粧品はラインで使うと効果的
セラミド入りの化粧品は、1つだけよりもラインで使った方がより効果的です。
どれか1つ使ってみるとしたら、クリームが使いやすいと思います。
洗顔料
どうせ洗い流してしまうからと洗顔をおろそかにしていると、乾燥は止まりません。
セラミド入りの洗顔料を使うと肌に適度な潤いを残して洗い上げるので、洗った後もツッパリ感がないですよ。
化粧水
化粧水で水分補給をするときもセラミド入りだと保湿効果が変わってきます。
ただし、セラミドは油溶性の成分。基本的には水に溶けない成分なので、浸透力にこだわった化粧水を選ぶことが大事ですよ!
特にさらっとした化粧水はテクスチャーに注意。
セラミドは粘度の高い成分なので、とろみがついているものが多いです。
美容液
油分が多くとろみのある美容液だとセラミドの配合率も高いものがありますね。
セラミドだけでなく、コラーゲンやヒアルロン酸など保湿効果の高い美容成分が同時に配合されているものが多いです。
化粧水だけだとセラミドはそんなに補給できないので、美容液も同時に使うことをおすすめします。
乳液、クリーム
最後の油分で蓋をするときにもセラミド入りのものを使うのがオススメ。
実はセラミドと相性がいいのは乳液やクリームなんです。
特にクリームはいいですね。セラミドと油分は相性がいいので、肌によくなじんで水分を逃さず、潤いをキープしてくれるでしょう。
時間がない人はオールインワンもおすすめ
あれこれ使うのが面倒くさい、時間がないという人はオールインワンゲルがいいと思います。
オールインワンゲルでも1つだけでいいものが出てきてますから、スキンケアを時短したい人は使ってみてください。
自分にあったセラミドを探してみよう
次々と色々な美容成分が出てくるので、どれを選べばいいか迷ってしまうと思います。
セラミドは肌の潤いには欠かせない成分。
特に、乾燥がひどくなる40代の肌にはとても役に立つ成分ですから、スキンケアには是非取り入れて欲しい。
私もセラミド入り化粧品を色々試してみて、肌の潤いがアップしてきたと思います。
継続して使うことで段々肌が柔らかくなってくるので、是非使ってみてくださいね。
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